自信を取り戻した彦根での四年間。これからの百年も卒業後に雄飛する人材の育成を。

彦根高商創立百周年おめでとうございます。
自分を育ててくれた母校に感謝するとともに心からお祝い申し上げます。

私は1977年の入学ですが、当時は大学入試が一期二期制度の時代でした。第一志望である一期校の入学試験に失敗し落胆して、やむなく田舎彦根の経済学部に入学した同級生が大半でした。しかし、四年間の彦根での学生生活が、入学時に失っていた自信を取り戻させてくれました。
当時の先生方は仰ってました。
「琵琶湖の鮎は琵琶湖を離れて全国に放流されると大きく成長する。君たちは琵琶湖の若鮎だ。この彦根で四年間しっかりと鍛えられるからこそ卒業後に全国で世界で雄飛するんだ」と。

これからの百年も、母校には彦根高商校歌の歌詞にあるような「不屈の商魂と不滅の正心を持って国難を救う人財」を育成していただくことを願いまして、お祝いのメッセージと致します。