お祝いメッセージ

CELEBRATORY MESSAGE

脇阪 守

脇阪 守

陵水会理事、若手交流委員会委員長

大21卒

次の百年はVUCAの時代。母校が更に発展してゆくため、陵水会のさらなる活用を期待します。

「陵水人材バンク」と「NextRyosui」

彦根高商創立百周年まことにおめでとうございます。

この百年日本の経済社会は、1923年関東大震災、1945年終戦、1973年オイルショック、1990年バブル崩壊、そして長い停滞を経て今日を迎えました。
この間母校は、士魂商才の建学精神のもと、着実に進化を遂げ、2017年にはわが国初のデータサイエンス学部を新設、「文理融合の研究と教育」の最先端拠点を構築しました。
彦根はいま通信技術の発達により、空間的時間的制約を乗り越え、世界に繋がる研究・教育の場へと一気にその機能を高度化させつつあります。

一方彦根高商卒業第1期生は、1926年母校と在学生を応援する組織として陵水会を創設しました。
その活動は、歴代の諸先輩に継承され今日に至っています。
陵水会は新たな大学支援の仕組みとして2013年に大学と陵水会の連携事業「陵水教育振興人材バンク制度」を発足させ、リーダーシップ論などの講義に多彩な「キャリアの達人」を彦根に派遣してきました。また昨年、陵水会の次代を担うネットワーク「NextRyosui」を立ち上げました。
これらは、いずれも母校に学びそして世界に飛び立つ若き陵水マンを応援する「生きたネットワーク」としてその威力を発揮する可能性を秘めています。

次の百年は、まさにVUCAの時代、母校が「末来創生大学」として「理論と実践=智の一大拠点」として更に発展してゆくため、陵水会の資源をさらに有効に活用されることを期待します。